君と過ごす景色
俺はまず廊下に出た。
梅雨で曇った空がなんか可哀想に見えた。

「おい、佐藤」

この声は尾崎だな。

「なんだよ、尾崎。」

と俺は振り返った。

「相変わらず佐藤は冷たいなあ、」

いや、だってお前俺の事友達って思ってないじゃん。なんでそんなやつにでれでれしないとダメなんだよ。とか思ったけど、口に出せる訳もなく。

「まあ、こういう性格。理解よろしく。」
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