猫と君
かった。

僕はまた今日も明日もあの弥生っていう子の
ことを考える。ほんの少しでいいからこの子
と仲良くなりたい。ほんの少しでいいから僕
を愛してほしい。どうすればできるのだろう
。どうすれば‥

人間になりたいーーーーー。

その瞬間、僕の目の前が金色の光に包まれた
。目を開けるとそこには神様(?)がいた。
神様(?)は、
「お前は猫でありながら人の子に恋をし、あ
まつさえ人間になりたいと願った。お前がも
し本当に人間になりたいと強く思うのならば
、してやらぬこともない。タイムリミットは
3日。それを過ぎるとお前は猫に戻ってしま
う。それでもよいか?」

僕はあらんかぎりの声で「ニャー」と鳴いた。
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