猫と君

神様(?)は僕に人と同じものを与えた。
そして、彼女と同じ学校に通える。しかし、
条件が2つ。ひとつは3日目の12時の鐘が
鳴ると猫に戻ってしまうということ。2つめ
は猫に戻ると関わった人間全員のヒョウに関
しての記憶はなくなるということ。3日だけ
ど僕の想いを伝えなければ。早くーーー。

~一日目~
僕は学校では氷河と呼ばれ、クラスのムード
メーカー的な存在らしい。教室の扉を開ける。
ガラッ
「おう!おはよう!氷河。元気してたか?」
「おはよう!あたりめぇーだろ?」
心の声 『いや、だれーーー?』
「氷河君おはよう。朝から元気だね。」
「あぁ、おは‥‥」
弥生さんだ!えぇと、なんか言わないと!
「弥生さん!突然ごめん。古文得意だったよね
?よ、良かったら教えてほしいんだけど‥だめ?」
「古文?いいよ。私でよければ。あと、弥生さんじゃなくて弥生でいいよ。」
「!!ありがとう。弥生‥」
「うん!」 また、あの笑顔が見られた。
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