【短編】キミに伝えたい好きがある
だけど彼にワガママを言って、嫌われたくない。
「いや、やりたい。やろうやろう」
彼は机の下からこっそり、私の手を握ってくれる。
私のよりも大きくて硬いその手に包まれると、なんでも受け止めてもらえるような気がした。
目が合うと、遼ちゃんは白い歯を見せて綺麗な笑顔で微笑する。
ふわー、カッコいい。
「遼ちゃん、ありがとう」
「いや、だって俺も富田にして欲しいことをお願いしてもいいんだろ?」
「うん、もちろん。なんでもしてあげる」
ニコッと笑ったら、彼は困ったように視線を泳がせる。
「いや、やりたい。やろうやろう」
彼は机の下からこっそり、私の手を握ってくれる。
私のよりも大きくて硬いその手に包まれると、なんでも受け止めてもらえるような気がした。
目が合うと、遼ちゃんは白い歯を見せて綺麗な笑顔で微笑する。
ふわー、カッコいい。
「遼ちゃん、ありがとう」
「いや、だって俺も富田にして欲しいことをお願いしてもいいんだろ?」
「うん、もちろん。なんでもしてあげる」
ニコッと笑ったら、彼は困ったように視線を泳がせる。