【短編】キミに伝えたい好きがある
その彼が、あんなに我を失うくらい取り乱すなんて。
もしかしたら、
私のせい?
不安になり、アキちゃんを見ると、肩をすくめていたずらっぽく舌をだしている。
なんだろう、なんだかあざとい表情。
自分がどんなに可愛らしい容姿かってちゃんとわかっているんだろうなって気がする。
「アキちゃん、あの」
「ごめん、奈帆先輩」
「うそっ、じゃあ」
「うん、そうだよ、俺、心も体も男だよ。
初めて会った時、奈帆先輩、誤解してるみたいなのはわかってたんだけど」
まだ信じられない気持ちだったけど、本人がそう言うんだから、間違いなさそう。
サーッと、血の気がひいていく。
「そ、そうだったんだ、私が、勘違いしちゃったから」
もしかしたら、
私のせい?
不安になり、アキちゃんを見ると、肩をすくめていたずらっぽく舌をだしている。
なんだろう、なんだかあざとい表情。
自分がどんなに可愛らしい容姿かってちゃんとわかっているんだろうなって気がする。
「アキちゃん、あの」
「ごめん、奈帆先輩」
「うそっ、じゃあ」
「うん、そうだよ、俺、心も体も男だよ。
初めて会った時、奈帆先輩、誤解してるみたいなのはわかってたんだけど」
まだ信じられない気持ちだったけど、本人がそう言うんだから、間違いなさそう。
サーッと、血の気がひいていく。
「そ、そうだったんだ、私が、勘違いしちゃったから」