【短編】キミに伝えたい好きがある
ふんわり甘やかな香りがして、頭の芯がぼうっとした。
ああ、恥ずかしい、私ったらおねだりしたみたいに思われたかな。
でも、しあわせ。
ゆっくりと、唇が離れる時に彼が呟いた二文字にビックリして目を見開いた。
「好き」
「え?うそ、いまなんて?」
信じられなくて、聞き返しだけど彼は横を向いてしまった。
「もっかい言って」
「一回しか言えない」
遼ちゃんの顔がうっすら赤くて、キュンキュンするくらい可愛い。
「お願い、遼ちゃん、もっかい」
腕にしがみついて哀願するけど、彼は楽しそうに笑う。
私の必死すぎる顔が面白いのかもしれない。
「男は何度も言えないんだよ。また、そのうちにね」
「えー、聞きたいよー」
「うーん、どうしょうかな」
彼はちょっと考えるようなしぐさをしている。
ああ、恥ずかしい、私ったらおねだりしたみたいに思われたかな。
でも、しあわせ。
ゆっくりと、唇が離れる時に彼が呟いた二文字にビックリして目を見開いた。
「好き」
「え?うそ、いまなんて?」
信じられなくて、聞き返しだけど彼は横を向いてしまった。
「もっかい言って」
「一回しか言えない」
遼ちゃんの顔がうっすら赤くて、キュンキュンするくらい可愛い。
「お願い、遼ちゃん、もっかい」
腕にしがみついて哀願するけど、彼は楽しそうに笑う。
私の必死すぎる顔が面白いのかもしれない。
「男は何度も言えないんだよ。また、そのうちにね」
「えー、聞きたいよー」
「うーん、どうしょうかな」
彼はちょっと考えるようなしぐさをしている。