わたしのまいにち
中学生時代、私は学校を休みがちだった。
きっかけは、ほんの些細なことだったと思う。
辛かった筈のそのきっかけのことは、あまりよく覚えていない。そのことを考えると、大したことはなかったんだと思う。

中学1年生になった私は希望と期待に満ち溢れていた。
あまり言わないと思うが、中学デビューを目指していたからだ。
それには理由があった。

小学校時代、1,2年生は特に問題なく学校に通っていたと思う。
問題は3,4年生の時だった。
これもあまり覚えていないが、当時流行っていた子役が主役のドラマに憧れ、その主役の子供の真似をしていた。
その主役の子役が演じていたのはいわゆる一匹狼で、その主役に憧れた私は一匹狼になった。

詳しく話すと長くなるが、主役の子のセリフを真似たり、口調を真似たり、仕草を真似たりしていた。
今思えばそうとう"痛かった”と思う…。
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