わたしのまいにち
しかし、同じ小学校出身者は9割が地元の中学に進学する為、私がどんな人間かは知られてしまっていた。
が、私が進学した北中には、全校生徒に対しての割合は同じ小学校出身者は3割ほどなのだ。
理由は簡単、人数が少ないからだ。
いや、普通数なのだが中学を挟んだ隣の小学校は生徒数が多くクラス数も多かった為、クラスのほとんどの生徒が隣の南小出身者だった。
そう、南小出身者で私のことを知る人は1人か2人くらいだった。
しかもその2人にも私の痛い小学校時代は知られていなかった。
満を持して中学デビューを果たそうとした私は頑張った。
"一匹狼の私”から、"優しいいい子の私”になろうと。
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