あの世とこの世を繋いで
第三章 キズナ繋ぐ

私はあれからずっと色々な人を助けてきた。
中一の時から気づかれないようにやり続けた。それから、三年たった。今私が通っているのは、看護科だった。私の小さい時からの夢が叶った。今、もう幽霊は見なくなった。どうしてなんだろう。中学の時には見えなくっていいほど見えていった。あの時から、ずっと変な夢を見る。それは私があの世の世界にいってなんか誰かと楽しんでいる様子だった。そんな夢を見るようになったのは、キズナ繋ぐの人間になってからだ。なんだか、気味が悪い。今朝も遅刻して行った。今日の相手はめちゃくちゃ手強かった。中々、輪に乗ってくれないし。だから、学校を遅刻した。最悪。なんで、こんな仕事引き受けてしまったんだろう。自分が不思議でたまらなかった。今日は、何もなく家に帰った。家の中は幽霊が入らないように結界を張っている。だって、家でゆっくりしたいから。しかも、勉強だってゆっくりしたいし。
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