ことほぎのきみへ
「いいんですか?」
「いいよ」
「……ありがとうございます」
受け取った絵を眺めて、笑う
……ほんとにかわいい
写真撮って待ち受けにしようかな
「…」
「あ、スープも持ってきますね」
「うん」
貰った絵を汚れない場所に置いて
またキッチンに戻る
「はい。じゃあ食べましょうか」
「うん。いただきます」
「……って、あれ?」
用意を済ませて席につくと
私の分のオムライスに
ケチャップで猫のイラストが描いてあるのに気付く
ひさとさんに目を向けると
ひさとさんは素知らぬ顔で、スープを飲んでて
「…」
……さっき、私が喜んだから
わざわざ描いてくれたのかな
かわいいイタズラに破顔する
そんな
ひさとさんの新たな一面を見れたのも嬉しくて
「下手ですけど私も描けるんですよ」
まだ手をつけてないひさとさんのオムライスに
ケチャップで同じように猫の絵を描く
「どうですか?」
「…食べるの、かわいそうになるね」
そんなコメントにまた笑うと
優しい眼差しが返ってきた
「いいよ」
「……ありがとうございます」
受け取った絵を眺めて、笑う
……ほんとにかわいい
写真撮って待ち受けにしようかな
「…」
「あ、スープも持ってきますね」
「うん」
貰った絵を汚れない場所に置いて
またキッチンに戻る
「はい。じゃあ食べましょうか」
「うん。いただきます」
「……って、あれ?」
用意を済ませて席につくと
私の分のオムライスに
ケチャップで猫のイラストが描いてあるのに気付く
ひさとさんに目を向けると
ひさとさんは素知らぬ顔で、スープを飲んでて
「…」
……さっき、私が喜んだから
わざわざ描いてくれたのかな
かわいいイタズラに破顔する
そんな
ひさとさんの新たな一面を見れたのも嬉しくて
「下手ですけど私も描けるんですよ」
まだ手をつけてないひさとさんのオムライスに
ケチャップで同じように猫の絵を描く
「どうですか?」
「…食べるの、かわいそうになるね」
そんなコメントにまた笑うと
優しい眼差しが返ってきた