ことほぎのきみへ
実際どうかは分からないし
「亜季がイケメンをつれてくると言ったから
私はそれを信じてるの」
「そんな真剣な顔で言われても…」
「性格に難あり、なんてかず君に言われたから
ゆーちゃんはボディーで勝負な感じなんだよ。いろちゃん」
間に割って入ってくれた亜季が
にこにこ楽しそうに笑いながら
ゆうりのこの気合いの入りようの理由を教えてくれる
「イケメンを捕まえて
一樹のあほを見返してやる…!」
めらめらと闘志を燃やすゆうり
私は苦笑いを浮かべることしかできなかった
…結局
ゆうりに押されて負けてしまった私も水着を買うはめになった
ずらり、ところ狭しと並ぶたくさんの水着を前に私は立ち尽くしてしまって
何がいいのかもよく分からず
最終的に亜季とゆうりに丸投げで
二人が選んでくれた水着を購入した
…正直、露出が少し多い気がしたけど
丸投げした手前文句は言えないし
パーカー羽織れば良いか
「いや~買った買った」
「買ったねぇ
私といろちゃんはあんまり買ってないけど」
「私はこの旅行にかけてるの」
大きな紙袋をいくつも持って歩いてるゆうりとは対照的に
私と亜季は小さめの紙袋を少しと身軽だ
下着と歯ブラシとか小さいシャンプーとかがまとめて入ってるトラベルセット、お菓子、それと水着
買ったのはそのくらい
「ゆうりはどうしてそんなに恋愛がしたいの?」
「んー…やっぱりさ
自分だけを特別に思ってくれる人を求めちゃうんだよ」
「亜季がイケメンをつれてくると言ったから
私はそれを信じてるの」
「そんな真剣な顔で言われても…」
「性格に難あり、なんてかず君に言われたから
ゆーちゃんはボディーで勝負な感じなんだよ。いろちゃん」
間に割って入ってくれた亜季が
にこにこ楽しそうに笑いながら
ゆうりのこの気合いの入りようの理由を教えてくれる
「イケメンを捕まえて
一樹のあほを見返してやる…!」
めらめらと闘志を燃やすゆうり
私は苦笑いを浮かべることしかできなかった
…結局
ゆうりに押されて負けてしまった私も水着を買うはめになった
ずらり、ところ狭しと並ぶたくさんの水着を前に私は立ち尽くしてしまって
何がいいのかもよく分からず
最終的に亜季とゆうりに丸投げで
二人が選んでくれた水着を購入した
…正直、露出が少し多い気がしたけど
丸投げした手前文句は言えないし
パーカー羽織れば良いか
「いや~買った買った」
「買ったねぇ
私といろちゃんはあんまり買ってないけど」
「私はこの旅行にかけてるの」
大きな紙袋をいくつも持って歩いてるゆうりとは対照的に
私と亜季は小さめの紙袋を少しと身軽だ
下着と歯ブラシとか小さいシャンプーとかがまとめて入ってるトラベルセット、お菓子、それと水着
買ったのはそのくらい
「ゆうりはどうしてそんなに恋愛がしたいの?」
「んー…やっぱりさ
自分だけを特別に思ってくれる人を求めちゃうんだよ」