ことほぎのきみへ
「柳」

「つゆき先輩」


散策を終え、部屋に戻る途中
廊下でばったり、つゆき先輩と出くわす


「どこか行くんですか?」


つゆき先輩の手には、お財布が握られている


「売店見てこようと思った
柳も行くか?土産物、結構あるらしい」

「お土産…」


お財布は持ってきてなかったけど
見るだけ見てこようかな

貝がら以外にも
花菜達へのお土産用意しておきたいし





「いっぱいありますね」

「そうだな」


つゆき先輩の誘いに頷いて、売店へやってきた

売店もそれなりの広さがあって

お菓子から食料品、ぬいぐるみ、おもちゃ…
果ては洋服までおいてある

入口付近に
『海人』って書いてあるTシャツが
売れてます!って押し出されてる


「私、あっち見てきますね」

「ああ」


花菜達の好きそうなお菓子が
置いてあるコーナーを見つけ、そちらに向かう
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