ことほぎのきみへ
「えっと、とりあえず私とゆうりは二人でその辺見てまわります」
「そうか。
じゃ、2時間後に休憩所に集合ってことで。」
まなぶ先輩の言葉に頷いて
皆それぞれ好きなように散らばった
…
…
私とゆうりだけその場に取り残される
私はゆうりに顔を向けた
「神社に行きたいの?」
「うん。ありがとう。いろは」
「それはいいけど、普通に答えれば良かったのに」
ものすごく答えずらそう
言いずらそうにしてるから何事かと思った
「……悟先輩に知られたくなくて」
「?何を?」
「ここの神社、縁結びで有名なんだって」
「そうなの?」
「うん。歩さんが教えてくれた」
「悟先輩、そこまで気にしないと思うけど」
そもそも神社自体にあまり興味がなさそうだから
なんの神様を祀ってるのかなんて知らないと思う
知っていたとしても
そこに行くから何?って感じだろう
「わ、わかってる……
でも気になるんだもん
悟先輩、どう思うかなって……」
…
「……ゆうり、かわいいね」
恋をすると相手の一挙一動が
気になって仕方なくなるとは言うけど
ゆうりのこれは少し考えすぎな気もするけど
それでもそんな風に誰かを思って
女の子の表情を見せるゆうりは
たまらなく可愛く見える
「そうか。
じゃ、2時間後に休憩所に集合ってことで。」
まなぶ先輩の言葉に頷いて
皆それぞれ好きなように散らばった
…
…
私とゆうりだけその場に取り残される
私はゆうりに顔を向けた
「神社に行きたいの?」
「うん。ありがとう。いろは」
「それはいいけど、普通に答えれば良かったのに」
ものすごく答えずらそう
言いずらそうにしてるから何事かと思った
「……悟先輩に知られたくなくて」
「?何を?」
「ここの神社、縁結びで有名なんだって」
「そうなの?」
「うん。歩さんが教えてくれた」
「悟先輩、そこまで気にしないと思うけど」
そもそも神社自体にあまり興味がなさそうだから
なんの神様を祀ってるのかなんて知らないと思う
知っていたとしても
そこに行くから何?って感じだろう
「わ、わかってる……
でも気になるんだもん
悟先輩、どう思うかなって……」
…
「……ゆうり、かわいいね」
恋をすると相手の一挙一動が
気になって仕方なくなるとは言うけど
ゆうりのこれは少し考えすぎな気もするけど
それでもそんな風に誰かを思って
女の子の表情を見せるゆうりは
たまらなく可愛く見える