ことほぎのきみへ
最終日は観光名所めぐり
地元で有名な建造物を見たり
有名なグルメスポットで舌鼓を打ったり
アスレチックスポットで滅多に出来ない
珍しい体験をしたり……
時間が許す限り、行けるだけまわった
普段はなかなか来れない場所だから
見るもの聞くもの食べるもの
すべてが新鮮で
小さい子供みたいにはしゃいでしまって
けど、それは他の皆も一緒で
すごく楽しい時間を過ごせた
そして
最後に訪れたのはー…
「わぁ!すっごいきれー!」
「……壮観だな」
「すっげー」
「こんなにたくさん蛍飛んでんの
初めて見たな」
「…」
「……きれい」
「うん」
感嘆の声があちこちから響く
きらきら目を輝かせてそれを追いかけるように手を伸ばす亜季
興奮した様子でスマホを手に取るまなぶ先輩
物珍しげに周囲を見渡す悟先輩とつゆき先輩
あまりに綺麗な光景に言葉を失う一樹
目の前に広がるその絶景に
ほぅっと見惚れるゆうりとゆまちゃん
……皆がそうなるのも頷けるくらいに
今、目の前をふわふわ漂うように舞う
たくさんの緑の光は
蛍の群れの光は
とても綺麗で
目を奪われる
「しっかし、柳
よくこんな場所知ってたな」
「教えてもらったんです
穴場だって」
隣の悟先輩の感心するような言葉に
小さく笑って答える
地元で有名な建造物を見たり
有名なグルメスポットで舌鼓を打ったり
アスレチックスポットで滅多に出来ない
珍しい体験をしたり……
時間が許す限り、行けるだけまわった
普段はなかなか来れない場所だから
見るもの聞くもの食べるもの
すべてが新鮮で
小さい子供みたいにはしゃいでしまって
けど、それは他の皆も一緒で
すごく楽しい時間を過ごせた
そして
最後に訪れたのはー…
「わぁ!すっごいきれー!」
「……壮観だな」
「すっげー」
「こんなにたくさん蛍飛んでんの
初めて見たな」
「…」
「……きれい」
「うん」
感嘆の声があちこちから響く
きらきら目を輝かせてそれを追いかけるように手を伸ばす亜季
興奮した様子でスマホを手に取るまなぶ先輩
物珍しげに周囲を見渡す悟先輩とつゆき先輩
あまりに綺麗な光景に言葉を失う一樹
目の前に広がるその絶景に
ほぅっと見惚れるゆうりとゆまちゃん
……皆がそうなるのも頷けるくらいに
今、目の前をふわふわ漂うように舞う
たくさんの緑の光は
蛍の群れの光は
とても綺麗で
目を奪われる
「しっかし、柳
よくこんな場所知ってたな」
「教えてもらったんです
穴場だって」
隣の悟先輩の感心するような言葉に
小さく笑って答える