ことほぎのきみへ
ピンポーン
そのままリビングで
お菓子をつまみながらゆうりと話していると
来客を告げるインターホンの音が響く
「誰だろ。ちょっと待ってて」
「んー」
ゆうりに一声かけて玄関へ向かう
スリッパから外履きに履き替えてドアを開けた
「はい」
「こんにちは」
「……ゆまちゃん?」
てっきり近所の人か宅配の人だと思ってた私は
予想外過ぎる人の姿に虚をつかれた
開いたドアの先にいたゆまちゃんはどこか落ち着かない様子で
目を丸くする私の顔を窺うように見つめてる
「亜季ちゃんから連絡きてから
ずっと心配で、居ても立ってもいられなくて…
来ちゃったんだ」
「……体調、大丈夫?」
来た時のゆうりと同じように心配そうな声を
出して、眉間にシワを寄せてるゆまちゃん
「うん。大丈夫だよ
……なんか、ごめんね
ゆまちゃんにまで心配かけて」
連絡先を交換してから
メールとかでやりとりはしていたものの
ゆまちゃんに会うのはあの旅行以来
ゆまちゃんに体調は良くなったから
わざわざ来てもらわなくても大丈夫って
断りのメールを送ろうとしてたんだけど
まさかその矢先にゆまちゃんが来てくれるとは…
……亜季が言い出した時に連絡いれれば良かったな
そのままリビングで
お菓子をつまみながらゆうりと話していると
来客を告げるインターホンの音が響く
「誰だろ。ちょっと待ってて」
「んー」
ゆうりに一声かけて玄関へ向かう
スリッパから外履きに履き替えてドアを開けた
「はい」
「こんにちは」
「……ゆまちゃん?」
てっきり近所の人か宅配の人だと思ってた私は
予想外過ぎる人の姿に虚をつかれた
開いたドアの先にいたゆまちゃんはどこか落ち着かない様子で
目を丸くする私の顔を窺うように見つめてる
「亜季ちゃんから連絡きてから
ずっと心配で、居ても立ってもいられなくて…
来ちゃったんだ」
「……体調、大丈夫?」
来た時のゆうりと同じように心配そうな声を
出して、眉間にシワを寄せてるゆまちゃん
「うん。大丈夫だよ
……なんか、ごめんね
ゆまちゃんにまで心配かけて」
連絡先を交換してから
メールとかでやりとりはしていたものの
ゆまちゃんに会うのはあの旅行以来
ゆまちゃんに体調は良くなったから
わざわざ来てもらわなくても大丈夫って
断りのメールを送ろうとしてたんだけど
まさかその矢先にゆまちゃんが来てくれるとは…
……亜季が言い出した時に連絡いれれば良かったな