私のかみさま
「……私…」
「暑さにやられて倒れてた」
「……すみません…」
「まだ寝てろ」
起き上がろうとした私を榊は制して
また自分の膝の上に私の頭を押し付けた
……前にも似たような事があったなと
ぼんやり思う
いつ来たのか分からないけど
榊は私を介抱してくれていたみたい
額には冷却シートが貼られていて
首もとには緩く巻かれたタオル
中には冷たい何かが入ってる
……氷かな
「……怒ってますか?」
「怒ってはないが、呆れてはいる」
右手でうちわをあおぎながら
左手で私の髪の毛をいじる榊は
小さくため息をついた
「連日酷暑だが
今日は特に暑かったからな
まさかこんな日に
それも真っ昼間から作業してるとは」
「……暑さには慣れてきたから
大丈夫かなって……」
自分に非があるのは自覚してたけど
反射的に口から出たのは
そんな苦し紛れの言い訳だった
「その結果がこれか?」
「…」
言葉に詰まると、榊はやれやれと肩を竦める
「暑さにやられて倒れてた」
「……すみません…」
「まだ寝てろ」
起き上がろうとした私を榊は制して
また自分の膝の上に私の頭を押し付けた
……前にも似たような事があったなと
ぼんやり思う
いつ来たのか分からないけど
榊は私を介抱してくれていたみたい
額には冷却シートが貼られていて
首もとには緩く巻かれたタオル
中には冷たい何かが入ってる
……氷かな
「……怒ってますか?」
「怒ってはないが、呆れてはいる」
右手でうちわをあおぎながら
左手で私の髪の毛をいじる榊は
小さくため息をついた
「連日酷暑だが
今日は特に暑かったからな
まさかこんな日に
それも真っ昼間から作業してるとは」
「……暑さには慣れてきたから
大丈夫かなって……」
自分に非があるのは自覚してたけど
反射的に口から出たのは
そんな苦し紛れの言い訳だった
「その結果がこれか?」
「…」
言葉に詰まると、榊はやれやれと肩を竦める