私のかみさま
「今日みたいな強い日射しの日に
日除けもせず、いつものような格好で
作業していれば、ぶっ倒れるのは当たり前だ」


……。


こうなった手前、これ以上強く言い返せない
目を閉じて苦言を聞き入れる


…まさかこんな事になるなんて……


後悔先に立たず


……次から気をつけよう…


心の中で深く反省、決意した








…………あれ……



はた、と気付く




『いつものような格好で―』




「!?」


がばりと勢い良く起き上がった私に
榊は目を見開く

急に起き上がった反動で
頭の中がぐらぐら回る

目の前も一層激しく揺れる

けど、構わず

私は慌てて周囲を見渡して
すぐ近くにたたんであった
自分の上着を手に取った


「……っ」


身体がふらりと傾く


倒れる前になんとかバランスを取ろうとする

けど、それより早く榊が私の肩を掴んだ
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