人は、人と関わることで今までの自分とは変わることができる瞬間があると思う。
それは自分の中に深く入り込んでいればいるほど。
多分、杏奈は雄大によって良くも悪くも変わっただろうし、広人と出会ってまた変わったのだろう。
“ヘタレと優しいは紙一重”とはなるほどなぁと思いました。一見するとヘタレて見えても、その奥にある優しさに多少のもどかしさを感じつつも惹かれて行くのを止められない。(そして読者はそれが楽しい)
お見合いという始まりはある意味で分かりやすく、でも意外と距離感というのは難しいのかもしれませんね。
二人らしくお互いに影響しあって幸せな未来を掴みに行ってほしいなと思えるお話でした。