卒業写真 ~思い出の一枚~
「遅くなってごめん。」
春人さんに声をかける先生。
先生に目を向け、私と手を繋いでる姿を見て
ニッコリ笑う春人さんと夏苗ちゃん。
違う、違う!と
首を振って否定する私の頭を、ポンと撫でて
「ほらっ、二人が笑顔を向けてるよ。
シャッターチャンスだよ。」と促す。
あっ、そうだった!
慌ててシャッターを押すと
ピースサインを向ける夏苗ちゃんが、口パクで
『良かったね!』って。
うぅ~ん!
やっぱり誤解してる。
否定したいけど
次々向けられるカメラに、視線を向けてしまい
伝えることが出来なかった。
一通り撮り終えて、テーブルに戻ろうとすると
「二次会も参加するよね?」と先生に聞かれた。
「もちろん、参加します。」
だって、二次会は最近仲良くなった幼稚園の先生達と
その彼氏さん達の仲間内のパーティーだもん。
「先生も行かれるんですか?」
内心ドキドキで聞くと
「ちょっとだけ顔を出すつもり。
学生時代の仲間達と会いたいからね。
ゆっくりしたいんだけど………
この後も仕事があって、そうもいかないんだ。
後藤君夫婦にも、ゆっくり会って話したいんだけどなぁ。」
残念そうな先生は、ホントにお仕事が忙しそう。
「大変ですね。
体調には、気をつけて下さいね。」
気の効いた台詞の言えない私に
春人さんに声をかける先生。
先生に目を向け、私と手を繋いでる姿を見て
ニッコリ笑う春人さんと夏苗ちゃん。
違う、違う!と
首を振って否定する私の頭を、ポンと撫でて
「ほらっ、二人が笑顔を向けてるよ。
シャッターチャンスだよ。」と促す。
あっ、そうだった!
慌ててシャッターを押すと
ピースサインを向ける夏苗ちゃんが、口パクで
『良かったね!』って。
うぅ~ん!
やっぱり誤解してる。
否定したいけど
次々向けられるカメラに、視線を向けてしまい
伝えることが出来なかった。
一通り撮り終えて、テーブルに戻ろうとすると
「二次会も参加するよね?」と先生に聞かれた。
「もちろん、参加します。」
だって、二次会は最近仲良くなった幼稚園の先生達と
その彼氏さん達の仲間内のパーティーだもん。
「先生も行かれるんですか?」
内心ドキドキで聞くと
「ちょっとだけ顔を出すつもり。
学生時代の仲間達と会いたいからね。
ゆっくりしたいんだけど………
この後も仕事があって、そうもいかないんだ。
後藤君夫婦にも、ゆっくり会って話したいんだけどなぁ。」
残念そうな先生は、ホントにお仕事が忙しそう。
「大変ですね。
体調には、気をつけて下さいね。」
気の効いた台詞の言えない私に