卒業写真 ~思い出の一枚~
リビングに通され
ソファーに座って待っていると
アイスコーヒーをグラスに注いで
「あっ!
ミルクがない!!」と
大騒ぎしている先生の声が聞こえてきた。
先生のプライベート空間に、お邪魔出来ただけでも奇跡なのに
私の為に、コーヒーを入れてもらって…………。
最高のラストになっちゃった。
片想いは、これで終わりになるけど………
これなら後悔しないよね。
写真を撮れなかった訳を、ちゃんと話そう。
その後で
ずっと片想いしていたことを話して………
もう区切りをつけますって伝えよう。
高校生からずっと、片想いしていたなんて
先生………引くかな?
でも、先生なら………
気持ち悪がったり、笑ったりしないで
私の気持ちをキチンと受け止めてくれるよね。
報われなくても
私の気持ちをなかったことにはしたくない。
「……………………………ちゃん。」
「桜……………ちゃん。」
えっ!!
気づくと、またもや自分の世界に入っていた。
「あっ!はい!!」
いつの間にか、テーブルには2つグラスが置いてあり
その横に立って
不安そうに声をかける先生がいた。
「すみません!
つい、考え事に夢中になってしまって。」
そう答えると
ソファーに座って待っていると
アイスコーヒーをグラスに注いで
「あっ!
ミルクがない!!」と
大騒ぎしている先生の声が聞こえてきた。
先生のプライベート空間に、お邪魔出来ただけでも奇跡なのに
私の為に、コーヒーを入れてもらって…………。
最高のラストになっちゃった。
片想いは、これで終わりになるけど………
これなら後悔しないよね。
写真を撮れなかった訳を、ちゃんと話そう。
その後で
ずっと片想いしていたことを話して………
もう区切りをつけますって伝えよう。
高校生からずっと、片想いしていたなんて
先生………引くかな?
でも、先生なら………
気持ち悪がったり、笑ったりしないで
私の気持ちをキチンと受け止めてくれるよね。
報われなくても
私の気持ちをなかったことにはしたくない。
「……………………………ちゃん。」
「桜……………ちゃん。」
えっ!!
気づくと、またもや自分の世界に入っていた。
「あっ!はい!!」
いつの間にか、テーブルには2つグラスが置いてあり
その横に立って
不安そうに声をかける先生がいた。
「すみません!
つい、考え事に夢中になってしまって。」
そう答えると