卒業写真 ~思い出の一枚~
「……………………今の…………ホント?
本当に………僕の事が好きだった??」
ヒドイ!!
大好きな先生だけど。
これは許せない!!
目に涙をいっぱい溜めて
怒りのままに、顔を上げると。
写真と同じ笑顔の先生が、そこにいた。
あれっ??
私の気持ちを否定されたと思ったけど…………違う??
戸惑う私に
「ちょっと待ってて」と言って立ち上がると
一冊の絵本を手にして、戻ってきた。
表紙だけで分かる絵本。
『大きな木』
一番後ろのページを開いた先生は………
同じく一枚の写真を出してきた。
手渡され、表を向けると……………
あの夏の日。
夏苗ちゃん達にカメラを向ける私の姿。
「…………………これは?」
「桜ちゃんと同じ事をしていた………
恥ずかしいオジサンのたからものです。
因みに…………
教師が、いくら友達の頼みでも
危険をおかしてまで、プライベートで教え子と一緒に
遊園地に行きません。
それくらい………好きだったって………
察して下さい。」
本当に………僕の事が好きだった??」
ヒドイ!!
大好きな先生だけど。
これは許せない!!
目に涙をいっぱい溜めて
怒りのままに、顔を上げると。
写真と同じ笑顔の先生が、そこにいた。
あれっ??
私の気持ちを否定されたと思ったけど…………違う??
戸惑う私に
「ちょっと待ってて」と言って立ち上がると
一冊の絵本を手にして、戻ってきた。
表紙だけで分かる絵本。
『大きな木』
一番後ろのページを開いた先生は………
同じく一枚の写真を出してきた。
手渡され、表を向けると……………
あの夏の日。
夏苗ちゃん達にカメラを向ける私の姿。
「…………………これは?」
「桜ちゃんと同じ事をしていた………
恥ずかしいオジサンのたからものです。
因みに…………
教師が、いくら友達の頼みでも
危険をおかしてまで、プライベートで教え子と一緒に
遊園地に行きません。
それくらい………好きだったって………
察して下さい。」