いつまでも‥‥
「暑いな」
「うん。だいぶ。」
「なら、何で俺たちはこの公園にいるんだ?」
「思い出の場所だからだよー♪」
「ははっ、そっか。」
クラッーーーー
「おい!!未来!大丈夫か?最近目眩多いぞ。」
「暑いからだよ。ねえねえ!夏祭り行かない?」
「ん?あぁいいよ。」
「浴衣デート♪じゃあ明後日だからね。」

夏祭り当日。
「ごめん。お待たせ。似合うかな?」
「‥‥‥‥はっ、いいんじゃね?///」
「クスッ」
グラッーーーーー
「何食う?まずはたこ焼きだろ。未来?どうかしたか?」
「遥のかっこよさに見とれてたw。ごめん。」
「ははっ、まあな。おっスゲーの連続で来るみたいだぞ。」
「ねぇっ!遥ーー」
ドォォン!ドォォン!
「私、死ぬんだ。」
ドォォン!ドォォン!
「ん?なんか言ったか?未来。」
「ううん。いつまでも一緒にいようねって言ったの。」
「クスッ、当たり前だろ。」
絶え間なく上がり続ける花火のように私の涙も流れ続けた。今年の夏。私は遥との別れを決意した。
< 4 / 6 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop