いつまでも‥‥
秋になった。
「珍しいな。未来が遅刻するなんて」
プルプルプル‥‥おかけになった電話は電波のー
ーーピッ
あの夏祭りから未来からの連絡は途絶えた。
家に行っても追い返された。
ふとベンチを見るとボロくなった赤のリボン
に『別れましょう。未来』と書いてあった。
「っ、何でだよ。未来ーー」
遥のアドレスを消した。学校も退学した。外には、カップルが二人で笑いあっている。私たちもあんな風になれたんだろうな。
「お母さん。最後に外に行ってきてもいい?」
「ええ、いいわよ。すぐ、帰ってくるのよ?」
ガチャッ
あの場所に行きたい。早く。早く。
着いた。私たちのあの思い出の公園。
「遥、会いたいよ。」
「クスッ、俺も」
「遥!?どうしてここに?」
「どうしてってお前なぁ、急に連絡取れなく
なってどんだけ心配したと思ってんだ」
「うぅ!ごめんなさい。」
「まぁ、いいけど。」
「ねえ!私たちの型を作ろうよ♪雪も積もっ
てるんだし。」
ボフッ
「はぁー、久しぶりに動いたらなんか眠たくなってきちゃった♪」
「寝るなよ。寝たらぎゅってするぞ」
「大丈夫だよ。ちょっとだけだから‥‥」
「珍しいな。未来が遅刻するなんて」
プルプルプル‥‥おかけになった電話は電波のー
ーーピッ
あの夏祭りから未来からの連絡は途絶えた。
家に行っても追い返された。
ふとベンチを見るとボロくなった赤のリボン
に『別れましょう。未来』と書いてあった。
「っ、何でだよ。未来ーー」
遥のアドレスを消した。学校も退学した。外には、カップルが二人で笑いあっている。私たちもあんな風になれたんだろうな。
「お母さん。最後に外に行ってきてもいい?」
「ええ、いいわよ。すぐ、帰ってくるのよ?」
ガチャッ
あの場所に行きたい。早く。早く。
着いた。私たちのあの思い出の公園。
「遥、会いたいよ。」
「クスッ、俺も」
「遥!?どうしてここに?」
「どうしてってお前なぁ、急に連絡取れなく
なってどんだけ心配したと思ってんだ」
「うぅ!ごめんなさい。」
「まぁ、いいけど。」
「ねえ!私たちの型を作ろうよ♪雪も積もっ
てるんだし。」
ボフッ
「はぁー、久しぶりに動いたらなんか眠たくなってきちゃった♪」
「寝るなよ。寝たらぎゅってするぞ」
「大丈夫だよ。ちょっとだけだから‥‥」