雨上がりの夜空は
プロローグ


雨上がりの夜空を見上げる。

雨雲の切れ間からは

綺麗な星々が瞬きながら見え隠れ。

手を伸ばしたら届きそうなのに

どれもちっとも届かない。

ひんやりとした雨上がりの空気が

風に乗って優しく頬を撫でるだけ。

頬をつたって流れる小さな一筋の雫を

優しくそっと包んで撫でるだけ…。

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