【極上旦那様シリーズ】今すぐお前が欲しい～俺様御曹司と甘く危険な政略結婚～

綾香の瞳には一点の曇りもない。
「……綺麗だ」
そう呟いて彼女に深く口づける。
すると、彼女は俺を受け入れるように目を閉じた。
もう綾香しか見えなかった。
完全に俺の理性が崩壊して、綾香の服のボタンを引きちぎって脱がしていく。
悠長にボタンを外す余裕なんてない。
ただ彼女を抱きたくて………。
そう……俺は綾香に飢えていたんだ。
彼女がほしい。
その透き通るような白い肌に自分の唇や手で触れ感触を確かめていく。
柔らかくて、スベスベしていて……夢中にならずにはいられない。
これは……俺のだ。
誰にもやらない。
耳に聞こえるのは俺の息遣いと綾香の喘ぎ声。
彼女は俺にしがみつき身を委ねてくる。
「……蒼士」
吐息とともに彼女が俺の名を呼ぶ。
そんな綾香と身体を重ねて、心が温かいもので満たされた。
「綾香」
愛おしいその名を呼ぶ。
彼女が俺を受け入れてくれたことが嬉しい。
「綾香……愛してる」
そう囁いて、彼女にキスをする。
だが、すぐに綾香の寝息が聞こえてきて……。
「……多分、この告白も聞いてないな」
彼女の寝顔を見ながら苦笑いした。