【極上旦那様シリーズ】今すぐお前が欲しい~俺様御曹司と甘く危険な政略結婚~
「大丈夫だよ。お父さんは必ずよくなる。俺たちで支えていこう」
優しく微笑む彼の言葉が、私にパワーをくれる。
彼の愛を改めて実感した。
そうね。私はひとりではないわ。
蒼士がいてくれる。
昨日、高校の時から私のことが好きだったという彼の告白を聞いて正直驚いた。
だって、ずっとからかわれていると思っていたから。
学生時代、蒼士はよく私の髪を一房掴んでチュッとキスをしていた。
『いつ見ても艶のある綺麗な髪だね。触れずにはいられないな』
『ひ、氷堂さま!』
顔を真っ赤にして身体をブルブル震わせることしかできなかった私を、彼は楽しんで見ているように思えた。
見た目は完璧な王子さまだけど、彼は危険な女ったらしの悪魔。それが私が彼に持っていた印象。
イギリスにいたからそんなに女性に慣れ慣れしく、スキンシップも多いのだと思っていたのだけど、よくよく思い返してみると、彼が絡んでいたのは私だけだった。
他の……特に蒼士のファンの女の子達は彼に適当にあしらわれていたような気がする。
それに、付き合ってる女性もいなかったわ。
いつも蒼士は藤原と一緒にいたから、BL好きの女の子が変な妄想して騒いでいたもの。
優しく微笑む彼の言葉が、私にパワーをくれる。
彼の愛を改めて実感した。
そうね。私はひとりではないわ。
蒼士がいてくれる。
昨日、高校の時から私のことが好きだったという彼の告白を聞いて正直驚いた。
だって、ずっとからかわれていると思っていたから。
学生時代、蒼士はよく私の髪を一房掴んでチュッとキスをしていた。
『いつ見ても艶のある綺麗な髪だね。触れずにはいられないな』
『ひ、氷堂さま!』
顔を真っ赤にして身体をブルブル震わせることしかできなかった私を、彼は楽しんで見ているように思えた。
見た目は完璧な王子さまだけど、彼は危険な女ったらしの悪魔。それが私が彼に持っていた印象。
イギリスにいたからそんなに女性に慣れ慣れしく、スキンシップも多いのだと思っていたのだけど、よくよく思い返してみると、彼が絡んでいたのは私だけだった。
他の……特に蒼士のファンの女の子達は彼に適当にあしらわれていたような気がする。
それに、付き合ってる女性もいなかったわ。
いつも蒼士は藤原と一緒にいたから、BL好きの女の子が変な妄想して騒いでいたもの。