【極上旦那様シリーズ】今すぐお前が欲しい~俺様御曹司と甘く危険な政略結婚~
「もっと緊張感持てよ」
「はい、すみません」
しゅんとなって謝る。
反省しなくては。氷堂のことを意識しすぎだわ。
もう考えないようにしよう。
剣持さんからパソコンの簡単な説明を受けると、公用スマホが渡された。
すでに、ここのメンバーの携帯番号やメールアドレスは登録済み。
それだけじゃない。
副社長の氷堂の番号まで登録してあって怖くなった。
この状況で彼のことを考えない方が無理よ。
……これって削除してはいけませんの?
彼の番号があるだけで、スマホが爆弾に見えてきた。
早く手放してしまいたい。
じっとスマホを睨みつけていたら、藤原が私の顔を覗き込んできた。
「鈴木さん、どうしたの?スマホの使い方、わからないところある?」
急に視界に彼の顔が飛び込んできて、「キャッ」と声をあげ、大きく一歩後ずさる私。
「い、いいえ、まだ新人なのにスマホを配られたので驚いているだけですわ……あっ、です」
あたふたしながら答えたら、前の席に座っていた大谷先輩がクスッと笑みを浮かべた。
「君達ふたりは即戦力として期待されているからね。新人研修もないんだよ」
即戦力?
「はい、すみません」
しゅんとなって謝る。
反省しなくては。氷堂のことを意識しすぎだわ。
もう考えないようにしよう。
剣持さんからパソコンの簡単な説明を受けると、公用スマホが渡された。
すでに、ここのメンバーの携帯番号やメールアドレスは登録済み。
それだけじゃない。
副社長の氷堂の番号まで登録してあって怖くなった。
この状況で彼のことを考えない方が無理よ。
……これって削除してはいけませんの?
彼の番号があるだけで、スマホが爆弾に見えてきた。
早く手放してしまいたい。
じっとスマホを睨みつけていたら、藤原が私の顔を覗き込んできた。
「鈴木さん、どうしたの?スマホの使い方、わからないところある?」
急に視界に彼の顔が飛び込んできて、「キャッ」と声をあげ、大きく一歩後ずさる私。
「い、いいえ、まだ新人なのにスマホを配られたので驚いているだけですわ……あっ、です」
あたふたしながら答えたら、前の席に座っていた大谷先輩がクスッと笑みを浮かべた。
「君達ふたりは即戦力として期待されているからね。新人研修もないんだよ」
即戦力?