【極上旦那様シリーズ】今すぐお前が欲しい~俺様御曹司と甘く危険な政略結婚~
氷堂はフッと笑って言い訳するが、私はこの場から一刻も早く逃げ出したかった。
現れるなら現れると事前に知らせて欲しい。
心臓が早鐘のように打っていて、発作を起こしそう。
氷堂は私の名札をチラリと見て名前を確認すると、普通の女の子ならキュンとなるようなキラースマイルで謝った。
「ええと、鈴木さん、びっくりさせてごめんね。僕は副社長の氷堂。副社長室よりここで仕事をする時間が多いから、君に僕のスケジュールの管理をお願いするよ」
「え?」
氷堂の急な依頼ならぬ命令に目をパチクリさせる。
聞いてないわ、そんな話。
私が氷堂のスケジュール管理なんて無理ですわ!
大谷先輩、どうなってますの?
ここはガツンと断って下さいませ。
先輩の方を見て助けを求めるが、彼は面白そうに目を光らせた。
「鈴木さん、頼むよ。秘書室のお姉さん達に副社長の担当をお願いすると、血を見ることになりそうなんだ」
だからって、私に振るのはマズイってわかってるはずじゃありませんか。
大谷先輩、恨みますわ。
じっとりと彼を見ていたら、氷堂が私の視界を遮った。
「それじゃあ、これからよろしく頼むよ」
ニコッと微笑む氷堂。
現れるなら現れると事前に知らせて欲しい。
心臓が早鐘のように打っていて、発作を起こしそう。
氷堂は私の名札をチラリと見て名前を確認すると、普通の女の子ならキュンとなるようなキラースマイルで謝った。
「ええと、鈴木さん、びっくりさせてごめんね。僕は副社長の氷堂。副社長室よりここで仕事をする時間が多いから、君に僕のスケジュールの管理をお願いするよ」
「え?」
氷堂の急な依頼ならぬ命令に目をパチクリさせる。
聞いてないわ、そんな話。
私が氷堂のスケジュール管理なんて無理ですわ!
大谷先輩、どうなってますの?
ここはガツンと断って下さいませ。
先輩の方を見て助けを求めるが、彼は面白そうに目を光らせた。
「鈴木さん、頼むよ。秘書室のお姉さん達に副社長の担当をお願いすると、血を見ることになりそうなんだ」
だからって、私に振るのはマズイってわかってるはずじゃありませんか。
大谷先輩、恨みますわ。
じっとりと彼を見ていたら、氷堂が私の視界を遮った。
「それじゃあ、これからよろしく頼むよ」
ニコッと微笑む氷堂。