【極上旦那様シリーズ】今すぐお前が欲しい~俺様御曹司と甘く危険な政略結婚~
水に濡れるのも構わず彼女の身体を浴槽から出してタオルを巻いて運び、寝室のベッドに下ろした。
「綾香? 大丈夫か?」
ぐったりしている綾香に話しかければ、彼女は辛そうに呻く。
「う……ん」
その顔は真っ赤。
寝室にあるミニ冷蔵庫からペットボトルの水を取り出して、彼女に「ほら、綾香、水飲んで」と声もかけるも反応がない。
……仕方がない。
水を含むと、彼女に顔を近づけて口移しで飲ませる。
ゴクゴクッと綾香が水を飲み込むのを見て少しホッとした。
うちわが見当たらず、近くにあった雑誌でしばらく仰いでいると、彼女の顔色も元に戻ってきた。
これで大丈夫だな。
アルコールを飲んだこともあって風呂の中で寝てしまったのだろう。
つくづく俺が一緒にいてよかったと思う。
少し身体が冷えたのか、縮こまる彼女に布団を被せる。
じっと綾香の顔を眺めていたら、彼女が寝返りを打ちながら寝言を言った。
「氷堂の……悪魔」
ずいぶんな言われよう。
苦笑いしつつも、彼女の髪を愛おしげに撫でてやる。
そして、願いを込めるようにそっと綾香の耳元で囁いた。
「早く俺を好きになれ」
「綾香? 大丈夫か?」
ぐったりしている綾香に話しかければ、彼女は辛そうに呻く。
「う……ん」
その顔は真っ赤。
寝室にあるミニ冷蔵庫からペットボトルの水を取り出して、彼女に「ほら、綾香、水飲んで」と声もかけるも反応がない。
……仕方がない。
水を含むと、彼女に顔を近づけて口移しで飲ませる。
ゴクゴクッと綾香が水を飲み込むのを見て少しホッとした。
うちわが見当たらず、近くにあった雑誌でしばらく仰いでいると、彼女の顔色も元に戻ってきた。
これで大丈夫だな。
アルコールを飲んだこともあって風呂の中で寝てしまったのだろう。
つくづく俺が一緒にいてよかったと思う。
少し身体が冷えたのか、縮こまる彼女に布団を被せる。
じっと綾香の顔を眺めていたら、彼女が寝返りを打ちながら寝言を言った。
「氷堂の……悪魔」
ずいぶんな言われよう。
苦笑いしつつも、彼女の髪を愛おしげに撫でてやる。
そして、願いを込めるようにそっと綾香の耳元で囁いた。
「早く俺を好きになれ」