こっち向いて、穂希くん
「先輩、手を繋ぎたいです。」
…っ!!
直球すぎて照れる…。
「ど、どうぞっ」
と、私は手を差し出した。
「じゃあ、帰りましょうか。」
「う、うん!」
恋人繋ぎで、穂希くんと帰った。
*
「先輩、名前で呼んでもいいですか?」
「え、あ、ぜひ。」
「梓。」
「はいっ」
「あんまり僕以外の男と仲良くしないで下さい。僕、結構独占欲強いみたいなんで。」
「…っわかりました。」
fin.