双子と双子


屋上のすみには

木でできたベンチが

少し離れて2っ置いてある





その1っにちょこんと座り

私は空をじっと眺めてた








─バタンッ─


ドアがいきおいよく開く音がした





『えっ!?』

びっくりした私は


後ろを振り返った





そこにいたのは










さっきの少年




彼の両手には……───









数えきれないほどのおにぎり

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