【短】#1
大好き。

大好き。

本当に、大好き。

この想いは祐希にだから起こる感情で、他はいらない。


「あたしも、大好き…」


きゅう…


抱き締められた腕に、力を入れるとはにかんだ笑顔の祐希が、ぽつんと呟く。


「本当は、はるかちゃんから先に聞きたかったんだけどな」

「なんで?」

「俺のものー!って気になるから」

「ばか…」



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