【短】#1
「…んっ、ちょ…これは、流石にっ…まずいって…っ」

ぐらんっ


そんな言葉の次の瞬間、私は自分の部屋の天井を見ていて。


「ゆ、き?」

「流石に、そこまでさえたら、俺もムリ…」


と、優しいキスを返された。


優しいだけじゃ嫌なの。
もっと私だけに激しくして。


もっともっと愛してよ?


そんなあたしは、本当に我儘でしかないの?



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