わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
「いや、もう俺もいい加減お前のヘタレっぷりにはムカついてんだよ。いい加減にしとかないと友達やめるからな。お前に振り回されてる花村がかわいそうだろ。」

俺を指差し、眉を釣り上げて言われるとシュンとするしかない。

「俺、花村に男紹介してやるよ。お前よりいい男。」

スマホを取り出し、美湖に電話しようとする。

「お、おい!待てよ。」

あわてて制止する俺に慎吾ははーっとため息をついて言った。

「ほんとに花村に思い切って告るか、そうじゃなきゃきっぱり切って自由にしてやれよ。」

慎吾に肩をポンポンされた。


慎吾の言うことがほんとなんだろう。
俺のしょーもないプライドのせいで美湖を振り回してる…。

はーっ…
俺も大きなため息をついてもう一度寝そべった。

プライド…か…。

< 107 / 201 >

この作品をシェア

pagetop