わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
な、なんでそんなこと…。

鮫島課長って、何者だ?
誰にもなんも言ってないのになんで、そんなことわかる?

「俺の記憶ではお前がサンフーズから返品くらった日からだ。」

「へっ?!」

この人!なんだ?!

「お前と花村のあいだに何があったかは知らん。ただ。何かサンフーズの専務がからんでるんだろう?」

「なっ…」

言葉に詰まる。

「今、花村がピンチだ。それがわからないようじゃ…ダメだな。水嶋。」

課長は俺の右肩にズシリと手を置いた。
重かった。
右肩にのしかかる…。

「よく考えろ。」

そういうと肩から手を離し、鮫島課長は立ち上がった。

「水嶋、仕事に戻るぞ。」



鮫島課長がミーティングルームを出て行ってからしばらく放心状態で俺は…動けなかった。

何があるんだ?美湖に今…

それを鮫島課長はわかってる…

俺は…それが理解できてない。
美湖をこんなに見てるのに…だ。



「おまえのプライドだろうがよ!」

慎吾の言葉が胸につきささる…



俺のしょーもないプライドのせいだ…

ほんとの美湖を…全然見れてない…俺。

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