わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
5.落ち着くところ…
~花村美湖side〜
「おはようございます。」
今日から3日間出張の悠はしきりに心配しながら大阪に旅立って行った。
そして、わたしも用意をして悠より30分遅くマンションを出たところで、芙美さんに出くわした。
「……」
え?無視?!
朝の挨拶をしたわたしを一瞥するとツンと横を向いてスタスタ歩いていく。
今から出勤なのだろう。
しかしいくらなんでも無視されるとは…
まあ仕方ない。
わたしのこと嫌いみたいね…
昼御飯はこの3日間は悠もいないことだし久々に作るのをさぼって社食にしようと思って作らずにきた。
理沙子もたまには息抜きしたいからと社食にしてくれるみたいだし…。
「すみません。日替わりお願いします。」
食券を買って厨房の中の人に渡し声をかけたら、そのメニューが出てくる仕組みになっているマルシンの社食。
「はい。お待ちどう様です。」
そう言って日替わりのお皿を渡してきた人は新人さんなのかはじめての人で今回は結構若いみたい。
社食のコーナーは他社に委託をしているので別の業者が入っているのだ。
え?
千奈?
その女性がいつものおばさん達より若いので何気に気になってよく見てしまった。
ら…明らかにそれは…
高校の時のマネージャー仲間の神林千奈だった。
大きなマスクはしていても目や声、姿かたちでわかる。
「おはようございます。」
今日から3日間出張の悠はしきりに心配しながら大阪に旅立って行った。
そして、わたしも用意をして悠より30分遅くマンションを出たところで、芙美さんに出くわした。
「……」
え?無視?!
朝の挨拶をしたわたしを一瞥するとツンと横を向いてスタスタ歩いていく。
今から出勤なのだろう。
しかしいくらなんでも無視されるとは…
まあ仕方ない。
わたしのこと嫌いみたいね…
昼御飯はこの3日間は悠もいないことだし久々に作るのをさぼって社食にしようと思って作らずにきた。
理沙子もたまには息抜きしたいからと社食にしてくれるみたいだし…。
「すみません。日替わりお願いします。」
食券を買って厨房の中の人に渡し声をかけたら、そのメニューが出てくる仕組みになっているマルシンの社食。
「はい。お待ちどう様です。」
そう言って日替わりのお皿を渡してきた人は新人さんなのかはじめての人で今回は結構若いみたい。
社食のコーナーは他社に委託をしているので別の業者が入っているのだ。
え?
千奈?
その女性がいつものおばさん達より若いので何気に気になってよく見てしまった。
ら…明らかにそれは…
高校の時のマネージャー仲間の神林千奈だった。
大きなマスクはしていても目や声、姿かたちでわかる。