わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
そんなちょっとしたことで人を判別できるようになってるのはわたしがやはり今ストーカーされたりしてそういうことに敏感になってるからだろう。

千奈とは高3になる前に突然マネージャーを辞めてからわたしも疎遠になっている。

何かわたしに対してよそよそしい態度になったのでもしかしたら悠と付き合っているのかもしれないと思っていたのだけど、悠の話によるとそれはなく、嘘っぱちの作り上げた写真を悠に見せて上村先輩とわたしが付き合ってるというウソを吹聴したのが千奈だという話だった。

ホームセンターで見かけたと言ってたのに、またなぜうちの委託先の社員食堂で働き出したのか…

流れ作業のため、声はかけられず、千奈はもしかしたらわたしには気づいていない可能性がある。
さらに気づいていたとしてもマスクのせいでわたしが気づいていないと思ってる可能性もあった。

わたしは久々の社食をおいしくいただきながら、背中にゾクッと寒気を覚えた。

「はぁ。たまにはいいよね。こういうのも。毎日お弁当だと疲れちゃう。」

理沙子と一緒においしくいただき、社食を出た。
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