わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
◇
次の日は涼介くんの結婚式だった。
涼介くんも奥さんのみちるさんも輝いていた。
愛し合ってるのがわかる。
兄貴は兄貴で彼女を連れてきている。
来年結婚するんだと言ってる。
「おまえら次々結婚するからだな。俺だって焦んじゃん。」
彼女と顔を見合わせて笑ってた。
こっちもこっちで幸せそうだ。
「悠。おまえ!言いたいことあったんだよ。」
披露宴の前にみちるさんがドレスを直している間、ヒマな涼介くんが俺に近づいてきた。
「おまえ、俺の妹を勝手に奪い去っといて。挨拶もないのかよ!」
え?そこ…今更?
「あ、あー。うん。美湖もらっちゃいました。全力で愛しますんで、応援お願いしまーす。」
俺がふざけて言うと、兄貴が横でぷはっとお茶を吐きそうになった。
「ほんとだな?悠。」
「ういっす。男に二言はねぇ。」
涼介くんが俺の胸ぐらをつかんだので、本気で言った。
「よっしゃ。許してやろう。」
美湖がはらはらした顔をして横で見ていた。
両親たちはにこにこ見ている。
引越しの朝、荷物を運び出してると芙美がマンションから出てきた。
「おう。今から仕事か?」
「うん。」
コイツもやっぱり野球に携われてんのが楽しいのか最初に会ったときより活き活きしてんな。
「俺たち行くけど、ガンバレよ!」
「あったりまえよ。わたしの生きる道は野球しかないのよ!」
そして、俺たちは大阪へ引越し、大阪府民になると同時に入籍した。
晴れて。美湖は水嶋美湖になった。
次の日は涼介くんの結婚式だった。
涼介くんも奥さんのみちるさんも輝いていた。
愛し合ってるのがわかる。
兄貴は兄貴で彼女を連れてきている。
来年結婚するんだと言ってる。
「おまえら次々結婚するからだな。俺だって焦んじゃん。」
彼女と顔を見合わせて笑ってた。
こっちもこっちで幸せそうだ。
「悠。おまえ!言いたいことあったんだよ。」
披露宴の前にみちるさんがドレスを直している間、ヒマな涼介くんが俺に近づいてきた。
「おまえ、俺の妹を勝手に奪い去っといて。挨拶もないのかよ!」
え?そこ…今更?
「あ、あー。うん。美湖もらっちゃいました。全力で愛しますんで、応援お願いしまーす。」
俺がふざけて言うと、兄貴が横でぷはっとお茶を吐きそうになった。
「ほんとだな?悠。」
「ういっす。男に二言はねぇ。」
涼介くんが俺の胸ぐらをつかんだので、本気で言った。
「よっしゃ。許してやろう。」
美湖がはらはらした顔をして横で見ていた。
両親たちはにこにこ見ている。
引越しの朝、荷物を運び出してると芙美がマンションから出てきた。
「おう。今から仕事か?」
「うん。」
コイツもやっぱり野球に携われてんのが楽しいのか最初に会ったときより活き活きしてんな。
「俺たち行くけど、ガンバレよ!」
「あったりまえよ。わたしの生きる道は野球しかないのよ!」
そして、俺たちは大阪へ引越し、大阪府民になると同時に入籍した。
晴れて。美湖は水嶋美湖になった。