わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
「なぁ美湖。」

「あら、起きてたの?」

ベッドにもぐりこんできた美湖を抱きしめる。
あったかい…。

あらためて美湖の顔を見る。
こんなかわいいヤツ。大阪本社の国内営業なんて若手営業だらけのとこほおりこんで心配にならない旦那はいねぇよな。

「今日も誰かに誘われなかった?」

「誘われないよ。だってこれがあるもん。」

美湖の左手にぴかりと光る結婚指輪。
俺の左手にもある。

「そんなんはめてたって美湖がかわいすぎてみんな誘ってくんだろ?」

ぷっと美湖が笑う。

「そんなわけないじゃん。わたし、そんなにモテません。」

そして美湖がめずらしく、俺の上に乗っかってきたと思ったら、キスをする。

「え?美湖?ダメだろ。それ。」

「う~ん。だって、悠が好きだから仕方ないじゃん。」

「もう。美湖。」

そのまま美湖を抱く…すばらしい日々。

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