わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
その後、佐久間って女子の彼氏がやってきて、喧嘩中だったのかわからないが、店の中でプロポーズしはじめて、まるで映画みたいなことが店の中で行われていた。

どさくさの中でチラチラ美湖を見ていた俺は、ときどき美湖と目があってどぎまぎする。

鮫島課長…と付き合ってんのか?ほんとに?
なぁ?美湖…。

加賀は

「いいなぁ佐久間さん。あんなプロポ―ズしてもらったらわたしコロッといっちゃいますよぉ。」

とうらやましそうに佐久間を見ている。

いやいや…あれはないだろ…。

そして、美湖たちが店を出ると、俺もすぐ店を出て、加賀をタクシーに乗せて帰宅させた。

「送ってくださいよぉ〜。水嶋さん。」

加賀は酔ったふりをしていたが、

「お前はひとりでも帰れるだろ。タクシーで家まで直行だし大丈夫だ。俺明日接待ゴルフだからな。」

といい、タクシーにつめこむ。

加賀はぶーぶー言いながらもタクシーに乗り込んで帰っていった。


そして俺は…

美湖を探した。
絶対…タクシーで帰ろうとしてるはず。

反対側の道路のタクシー乗り場まで行くと、美湖がナンパされてる。


はぁ~~~。


なんでこんなにこいつはお人よしなんだろう。

こんなんでよく今まで無傷でいれたものだ。
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