わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
そしてわたしは…男に掴まれていた肩を突然放されて、ヘナヘナとその場に座り込んでしまった。

こ、わかった…

「あ、あの…」

おそるおそる悠を見る。
怒ってるような…

「あ、ありがとう……ご、ざいます。」

か細い声でそれだけ言うのが今のわたしには精一杯だった。

悠がちょっと戸惑ったようにわたしを見た。

「いや、たまたま…外出てきたら、ヤバそうだったから…」

悠がわたしから視線をそらせた。

「入れば?」

「え?」

「だから、中。
そんなとこ座ったままでいたらまた襲われるだろ?」

イラついたようにもう一度わたしを見た。

「ご、めんなさい…けど…あの…」

「なに?!」

イライラして目がだんだん怖くなってる…

どうしよう…怒ってる…

「ごめんなさい…立てない…」
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