わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
わたしは高校を出たあと、大学で、何回か男子と付き合う機会があったけれど…
全部結局数回のデートでわたしが耐えられずにサヨナラしてしまう。

悠のことが一番なわたしが、ほかの男子と付き合うと、その男子に悪い気がした。
一番じゃないから。

そして、誰ともまともに付き合ったことがないまま…現在の25歳のわたしがいる。


悠に再会して、しばらく忘れていた悠への気持ちが再熱し…
まったく交流がなかった悠とちょっと心が通い合ったのかなと思った矢先だった。

また、悠が…冷たくなった。


わたしの何がいけないの?
悠…



「お父さん。わたし、そろそろ帰るよ。」

まとめてあった荷物をとってきて父に一応挨拶する。

「そうか。まぁ、お母さんはうるさいが、お父さんは美湖がいてくれるほうが嬉しいから。気長にがんばれよ。」

父は高校野球を見ていたがこちらを見て手をあげた。

「うん。ありがと。じゃね。」

わたしは父に手を振ると実家を出た。
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