わたしたちのLOVE ROAD〜幼馴染と幸せになる方法〜
◇
お盆明けのオフィスは忙しいかと思いきや、意外と暇なものだ。ほかの会社もお盆休みボケでまだボチボチ稼動なのだろう。
悠は相変わらずよそよそしくて、朝からすぐに外に出て行ったので、ほとんど顔を見ることもなかった。
いつになったら告白なんてできるのやら…
はぁーっとため息をつく。
「どうしたのよ。」
手作りお弁当を理沙子と2人で食べながら、大きなため息をついた。
理沙子は9月に結婚するため、これからは節約と言って、最近お弁当を作ってくるようになったので、わたしも便乗している。
「ねぇ。美湖のその卵焼きと交換しない?美湖の味も興味ある。」
「いいよ。」
交換してみれば、理沙子のは甘めの砂糖の効いた卵焼きだった。
「うわっ。何これ!うますぎ!」
理沙子がわたしの卵焼きを食べて絶賛している。
「そ、そう?」
そんなに美味しいって言われたら逆に恐縮するよ。
「どうやって作んの?」
理沙子が身を乗り出す。
「花村さーん!電話でーす。サンフーズさんから!」
理沙子に卵焼きの作り方を説明しようとしたら電話が入った。
下の受付から回ってきた電話だ。
え?サンフーズさん?
わたしに?
伝票のことかな?
「はい。お電話かわりました。花村ですが…」
恐る恐る出てみる。
「あ、美湖ちゃん?」
お盆明けのオフィスは忙しいかと思いきや、意外と暇なものだ。ほかの会社もお盆休みボケでまだボチボチ稼動なのだろう。
悠は相変わらずよそよそしくて、朝からすぐに外に出て行ったので、ほとんど顔を見ることもなかった。
いつになったら告白なんてできるのやら…
はぁーっとため息をつく。
「どうしたのよ。」
手作りお弁当を理沙子と2人で食べながら、大きなため息をついた。
理沙子は9月に結婚するため、これからは節約と言って、最近お弁当を作ってくるようになったので、わたしも便乗している。
「ねぇ。美湖のその卵焼きと交換しない?美湖の味も興味ある。」
「いいよ。」
交換してみれば、理沙子のは甘めの砂糖の効いた卵焼きだった。
「うわっ。何これ!うますぎ!」
理沙子がわたしの卵焼きを食べて絶賛している。
「そ、そう?」
そんなに美味しいって言われたら逆に恐縮するよ。
「どうやって作んの?」
理沙子が身を乗り出す。
「花村さーん!電話でーす。サンフーズさんから!」
理沙子に卵焼きの作り方を説明しようとしたら電話が入った。
下の受付から回ってきた電話だ。
え?サンフーズさん?
わたしに?
伝票のことかな?
「はい。お電話かわりました。花村ですが…」
恐る恐る出てみる。
「あ、美湖ちゃん?」