僕の夢が見つかった瞬間
僕は、勉強をしたくない。というよりも、勉強ってする必要あるのか?と思ってしまう。

授業中、ペン回しして時が過ぎてゆくのをただ、待っていた。

「だるいな…。」

心の中でそう思い、今日も退屈な一日を過ごす。俺は、部活中そのことを陸上部の先輩に話した。

「いや!勉強は将来絶対役に立つよ!絶対にね!」

それは、誰に聞いてもいつも返ってくる同じ答え。

俺は、それを聞くたびに勉強がもっと嫌になっていく。

「うんざり…。」

そう呟き、俺は何も考えずに走る。

「お疲れー!」

「お疲れ様です!」

今日の部活も終わったので、俺は更衣室で制服に着替えた。

「はぁ…。」

俺は、大きなため息をつき、更衣室を後にした。

だが、俺には一番の楽しみがある。

それは、学校の近くにあるラーメン屋の店主に会うことだ。

初めて行ったときは緊張したけど、でも話してみたら結構優しい人で、それ以来、俺はこのラーメ

ン屋に通うようになった。
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