僕の夢が見つかった瞬間
「いいですけど…。どこに行くんですか?」

俺は、首を傾げた。

「息子の見舞いに行くんだよ!坊主もな!」

 日曜日になった。集合場所は○○駅。昨日は緊張して眠れなかった。

「よぅ!坊主、お待たせ!じゃ、行くか!」

病院に着くと、俺は遠くの方で店主と先生が話し終わるのを待っていた。

「悪いね。待たせちゃって!」

「いえ、大丈夫です!どうかしたんですか?」

「いや…。あいつ、今リハビリ室でトレーニングしてるんだって主治医の先生が言ってて

な。」

俺たちは、リハビリ室に向かった。

そこには、一人の男の子が歩く練習をしていた。見たところとても若く、体も細かった。

「あいつな、今十六歳なんだよ。若いのにな…。こんな病気になるなんて…。」

え!?十六歳!?俺と同い年…!

俺は、彼の方を見た。必死に歩いてちょっとずづ進み、汗も沢山かいていた。それでも止まらず

に、必死に歩き続けていた。


“ズキンッ”


…?何だろう…?この気持ち…。
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