拝啓:生意気な後輩くんへ
それは、最悪な出会いだった。
親友の夏樹から『今度他校と練習試合するから見に来てほしい』と。
夏樹は、なつき!って感じの顔(元気で明るい感じ)をしていて、学校生活の9割をバスケに捧げていた。
最近夏樹の試合を見に行っていなかったから見に行くことにした。
ちょっとずつ暑くなってきた5月。
しばらく試合観戦をしていると、知らない男子が話しかけてきた。
新入生だろう
「誰狙いですか?」
うちの高校のバスケ部はイケメンが多いので、それを狙ってくる女子は多いが
「夏樹狙い」
そう答えた。
「なるほど…レズですか。」
彼はフムフムと頷いていた。
「夏樹とあたしはそんなんじゃない。」
「えぇー、面白くないなぁ」
彼は悲しい顔をしていた。
「てか、あんた誰?」
よくこんな知らない男子と喋れたなぁとしみじみ思う。見た目はチャラそう。バスケは…どうなんだろ?モテたいから入った感じする。
「風間俊です。1年です。1年には見えないでしょ?」
「…。」
無言。
「少年…君はナルシなんだ。覚えておくよ。」
まぁ、もう二度と喋ることはないけど。
「先輩は?」
先輩か…。今まで部活というものに入ったことないから、少し戸惑う。
「佐伯悠。」
「悠先輩ですか…。カッコいい名前ですね。2年生ですよね。」
「おん。」
この後輩やけに突っかかってくるな…。まぁ、チャラそうだしね。
「ところで少年、こんなにダラダラしていていいのか?」
「何がですか?」
「男子の試合見なくていいの?」
とにかく早くここから立ち去ってほしかった。が、
「試合見ると眠たくなっちゃう。」
おい。
「じゃあなんで入った。」
「んー…なんとなく?」
おい。
親友の夏樹から『今度他校と練習試合するから見に来てほしい』と。
夏樹は、なつき!って感じの顔(元気で明るい感じ)をしていて、学校生活の9割をバスケに捧げていた。
最近夏樹の試合を見に行っていなかったから見に行くことにした。
ちょっとずつ暑くなってきた5月。
しばらく試合観戦をしていると、知らない男子が話しかけてきた。
新入生だろう
「誰狙いですか?」
うちの高校のバスケ部はイケメンが多いので、それを狙ってくる女子は多いが
「夏樹狙い」
そう答えた。
「なるほど…レズですか。」
彼はフムフムと頷いていた。
「夏樹とあたしはそんなんじゃない。」
「えぇー、面白くないなぁ」
彼は悲しい顔をしていた。
「てか、あんた誰?」
よくこんな知らない男子と喋れたなぁとしみじみ思う。見た目はチャラそう。バスケは…どうなんだろ?モテたいから入った感じする。
「風間俊です。1年です。1年には見えないでしょ?」
「…。」
無言。
「少年…君はナルシなんだ。覚えておくよ。」
まぁ、もう二度と喋ることはないけど。
「先輩は?」
先輩か…。今まで部活というものに入ったことないから、少し戸惑う。
「佐伯悠。」
「悠先輩ですか…。カッコいい名前ですね。2年生ですよね。」
「おん。」
この後輩やけに突っかかってくるな…。まぁ、チャラそうだしね。
「ところで少年、こんなにダラダラしていていいのか?」
「何がですか?」
「男子の試合見なくていいの?」
とにかく早くここから立ち去ってほしかった。が、
「試合見ると眠たくなっちゃう。」
おい。
「じゃあなんで入った。」
「んー…なんとなく?」
おい。