1年に一度。
来年の秋。9月から今10月までずっとこの
水路に来ている。そして今日。いた。
「久しぶり。元気だった?綾香。」
初めて会ったあのときの寂しそうな顔をし
ていた。
「まこと///久しぶり。」
「綾香。話したいことがたくさんあるんだ。
」
「私も話したいこと、あるんだ。」
それから私たちは毎日会ってしゃべった。ほ
んとに楽しかった。これからまことと会える
と思うと学校も楽しかった。一週間は早い。
もう、最終日だった。
「綾香。これ///。」
彼が私にくれたものはネックレスだった。赤
色の土星の形をしたものだった。私の好きな
ものを覚えていてくれたらしい。
「えっ?これ、ありがとう。ほんとにうれしい。ありがとう♪」
「うん。喜ぶと思って。買ってきたんだ。」
「ありがとう♪あっ、ちょっと待ってて。」
数分後。
「お待たせ。ごめんね。これ。」
私があげたものそれは、まことが好きだと言っていた海水魚のぬいぐるみだった。
「!!ありがとう♪うれしい。大切にするよ♪」
「うん!私も大切にするからね。また会える?」
「‥‥‥うん。会えるよ。きっと。またね。」
まるで他人事のようだった。今ここで引き止めなければもう2度と会えないような気がした。
『待って!まだ行かないで!』
その言葉が言えずにまことは行ってしまった。
水路に来ている。そして今日。いた。
「久しぶり。元気だった?綾香。」
初めて会ったあのときの寂しそうな顔をし
ていた。
「まこと///久しぶり。」
「綾香。話したいことがたくさんあるんだ。
」
「私も話したいこと、あるんだ。」
それから私たちは毎日会ってしゃべった。ほ
んとに楽しかった。これからまことと会える
と思うと学校も楽しかった。一週間は早い。
もう、最終日だった。
「綾香。これ///。」
彼が私にくれたものはネックレスだった。赤
色の土星の形をしたものだった。私の好きな
ものを覚えていてくれたらしい。
「えっ?これ、ありがとう。ほんとにうれしい。ありがとう♪」
「うん。喜ぶと思って。買ってきたんだ。」
「ありがとう♪あっ、ちょっと待ってて。」
数分後。
「お待たせ。ごめんね。これ。」
私があげたものそれは、まことが好きだと言っていた海水魚のぬいぐるみだった。
「!!ありがとう♪うれしい。大切にするよ♪」
「うん!私も大切にするからね。また会える?」
「‥‥‥うん。会えるよ。きっと。またね。」
まるで他人事のようだった。今ここで引き止めなければもう2度と会えないような気がした。
『待って!まだ行かないで!』
その言葉が言えずにまことは行ってしまった。