君へのLOVE&HATE
#11
俺と景都が出会うのは、すこし先のこと。
もうすぐ厳しい寒さが終わりかける二月。
白い、消毒液のにおいが立ち込める建物のなかで、俺は生活していた。
高校1年の秋くらいから不調は感じていた。
時々息苦しくなったり、
胸が痛くなったり
でも一過性のもので
休めばよくなっていたし
あまり深刻には考えなかった。
楽しい高校生活送る中で、忘れていた、というのが正しいかもしれない。
でも、クリスマスイブの朝、それは突然起きた。
朝から胸の違和感。
ぎゅっと締め付ける感覚がなかなか治らなくて
呼吸もできなくて
家の中で倒れてしまった。
目がさめると白い天井が見えて、
たくさんの点滴に繋がれていた。
どうやら、おれは心臓に疾患があって、長くても30までは生きれないらしい。
いきなりの余命宣告。
ゆくゆくは、
移植か難しい手術しかないと言われた。
今はまだ薬でなんとかなるから、
定期的な検査と服薬で様子を見ることになった。
生活に制限はまだなかったから普通に学校生活も送っていた。
激しい運動だけ制限はされたけれど、
特別不自由はなかった。
普段と変わりなく生活をしつつも
いつか死ぬかもしれないということが頭から離れなくて、自暴自棄になっていた。
もうすぐ厳しい寒さが終わりかける二月。
白い、消毒液のにおいが立ち込める建物のなかで、俺は生活していた。
高校1年の秋くらいから不調は感じていた。
時々息苦しくなったり、
胸が痛くなったり
でも一過性のもので
休めばよくなっていたし
あまり深刻には考えなかった。
楽しい高校生活送る中で、忘れていた、というのが正しいかもしれない。
でも、クリスマスイブの朝、それは突然起きた。
朝から胸の違和感。
ぎゅっと締め付ける感覚がなかなか治らなくて
呼吸もできなくて
家の中で倒れてしまった。
目がさめると白い天井が見えて、
たくさんの点滴に繋がれていた。
どうやら、おれは心臓に疾患があって、長くても30までは生きれないらしい。
いきなりの余命宣告。
ゆくゆくは、
移植か難しい手術しかないと言われた。
今はまだ薬でなんとかなるから、
定期的な検査と服薬で様子を見ることになった。
生活に制限はまだなかったから普通に学校生活も送っていた。
激しい運動だけ制限はされたけれど、
特別不自由はなかった。
普段と変わりなく生活をしつつも
いつか死ぬかもしれないということが頭から離れなくて、自暴自棄になっていた。