クレパス~君と僕の恋模様~

「おーい、櫻井。ちょっといいか」

HRが終わり、放課後に入る時間。
クラスのみんなはそれぞれ部活等に行くため早々と教室を出ていった。

そんな中、学校を少し散策しようとカバンを持とうとした時、担任に呼ばれた。

「今から生徒会室に言ってくれないか?

生徒会長が呼んでるんだ。」


ーーー
ーー


目の前に大きな扉

軽く緊張しつつもドアを叩く。すると、中から小さく男の人の返事がしたので中に入った。

「どうぞ」

顔を向けずに男の人は資料をまとめていた。

「すいません、さっき先生から聞いてきました。櫻井です。」

「あぁ、櫻井さん。」

そういった彼はふっと顔を上げた。
< 3 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop