空に向かって
「アンタなんて格好してるのよっ!」
ただでさえ短いスカートを履いているのにそれを惜しまずに晒された足は扉を足蹴にしてパンツ丸見えになっているに違いない。
「無理ですってばっ!」
冗談抜きで嫌って分からないの!?
こんなにも抵抗してるんだから諦めてくれれば良くない?
そろそろ腕離してくれないかな…
「…しょうがないわね」
やっと諦めた照彦はため息をついて掴んでいた腕を離す。
「アンタ何されても文句言えないわよ」
「…え?」